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-----こうしてちいさなお店はじめました----- file no.2 SAKURA【本庄写真館】

ストックバンク制度を活用し、2016年3月18日に福知山市のまちなかにまた新しいお店、
着物レンタル貸衣装店&ガーデンスタジオ:SAKURA(さくら)さんがオープンしました。
もともと新町商店街に本店である本庄写真館があり、今回は2店舗目の開業となります。
新店舗が出来るまでの経緯や、古い日本家屋をリノベーションしたこと、DIYについてなど、
いろいろなお話を店長の細田さんにお聞きしたのでご紹介します。

※DIY(ディー・アイ・ワイ)とは・・・
専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること 。
英語のDo It Yourself(ドィウットユアセルフ)の略語で、『自分でやろう』の意。「D・I・Y」とも。


商店街で新しいお店を始めたきっかけ 

本庄写真館は1937年創業。
お爺様からお父様、細田さんへと引き継がれ今日に至ります。
細田さんご夫婦はそろって数々の賞を獲られたプロカメラマン。
現在はご家族と少数のスタッフの皆さんで、
精力的に本庄写真館・SAKURAの運営をされています。

「昔は記念写真や婚礼写真等がメインだったけれど、
最近は貸衣装でのスタジオ需要がどんどん増えており、
撮影で使用する衣装置き場もいよいよ手狭になってきたことで、
2年ほど前から衣裳の保管場所になるような物件を近所で探していた。」と細田さん。

しばらくの間、気になる物件を色々と当たってはみたものの、
なかなか条件に合う物件は見つからず。
そんな時、福知山市役所のホームページから、
ちょうど空き家・空き店舗等ストックバンク制度を知り、
空き家巡りツアー開催の記事をご覧になったそう。

これは良い機会と早速ご夫婦で参加され、
そこで初めて空き家を活用して開業する際に申請が出来る、
様々な補助制度の存在を知ることに。

新しく建物を造るのではなく、
いまある空き家を用途に応じてリノベーションするという手法の可能性も考え、
本店のお向かいにあった登録物件を見学してみると、
比較的建物本体の状態も良く、部屋数も多い。そして中庭と蔵がひとつ。
これはガーデンスタジオとして面白く使えそう!という想いと、
お客様が本店からアーケードを通って、
雨に濡れることなくスタジオ間を移動できる距離感も気に入り、
思い切って新店開業を決めたそう。



改修工事と並行して行ったDIYについて

コスト削減の手法として有効なDIYも、自分たちで作業するには当然それなりの時間がかかる為、
何を優先させるかによって、プロにお願いするところ、DIYで手を加えるところを判断する必要があります。

細田さんは基礎工事、電気系統、水回り、大幅な模様替え等はプロにお任せされ、
蔵の外壁漆喰塗りやスタジオの内装、ガーデン植栽等は自分達でDIY。

特に撮影で使用するスタジオについては、たびたびディスプレイを動かしたり、
流行やシーンに応じて模様替えも頻繁に行う必要がある為、
いつでも気軽に手を加えられるように、DIYを行うほうが効率が良かったそう。

 


・押入れだった場所は趣向の異なる素敵なスタジオに。壁紙や床板貼りはすべてDIYによるもの。

現場に頻繁に通い、大工さんの手仕事を観察したり、
WEBサイトや動画でDIYに関する情報を集めながら、
まずは気負わずにやってみるというスタンスで様々な工程に挑戦。
「壁紙貼りはこれまでも何度か経験していたけど、
漆喰を塗ったり、コンクリートを流して固めたり、
床板を貼ったりするのはどれも初めてで毎日結構大変でした。」と、
笑顔でおっしゃる細田さん。

ガーデン部分は奥様が中心となって、四季折々の花や緑が活きる、
和と洋をうまく織り交ぜた空間造りが成されていました。
グリーンの壁になるよう様々なつる植物を配置したり、
ガーデン内でも様々な撮影が楽しめるガーデン。いまも日々進化中とのこと。

・鬱蒼とした状態だった裏庭も、緑の芝生が美しいガーデンへ。
 奥様セレクトの植物たちがひしめき合っています。
 植栽はもちろん、芝生をひくのもブロックを敷き詰めるのもすべてお手製。


・草木に今にも埋もれそうだった灯篭は、趣のある和テイストのお庭部分へ配置。
 もともとあった大きな石も上手く再利用。

「プロでないことを自覚しながら、ある程度のラインで良しとする」
DIYで手を加えるとき、どうしても完璧を求めがちになりますが、
そうすると作業自体がとても重荷になるので、
上手くなくて当たり前というラフなスタンスで行うことが、
作業完成までのモチベーションキープにも繋がると言えそう。


工務店さんと仲良くなることが成功のカギ

いざ工事が始まると、使えると思っていた柱が使えなかったり、
手を加える予定はなかった場所もシロアリの被害にあっていたりして、
改修せざるを得ない部分が増えたことなど、予想外の出来事が何度かあったと細田さん。

細田さんがほぼ毎日現場へ通っていたこともあり、
工務店さんや大工さんとの信頼関係も築いたことで、
意思の疎通がうまく図れていなかった個所などは、
どんなに些細なことも遠慮せずその都度相談。
そんな積み重ねによって、理想の仕上がりが実現したそう。

これから古い建物をリノベーションされる方は、
こまめに工務店さんと打ち合わせを重ねることはもちろん、
現場には出来るだけ足を運んで(ここが重要!)、
残すところ、壊すところ、手を加えて再生させるところ、
自分たちのイメージを大工さんにもきちんと理解してもらえるように、
何度も話し合うことがとても大事と細田さんはおっしゃいます。

 


ストックバンク制度と補助金制度を活用してみて

空き家巡りツアーに参加したことで情報を得られたこと、
補助申請に関する手続きについても、
事務局スタッフもフォローをさせて頂きましたが、
特に不安もなく手続きを進めることが出来、
一部ではあるものの、補助制度を活用してよかったとおっしゃって頂きました。

まだまだストックバンク制度の認知度は低いかもしれないけれど、
まちなかで登録物件を活用した開業をお考えの方には、
工事や備品購入等の補助を受けられる可能性がありますので、
気軽にご相談をお待ちしています。



お店のプロフィール

屋号:本庄写真館・着物レンタル貸衣装店&ガーデンスタジオ SAKURA
店長:細田 武(ほそだ たけし)さん
所在地:福知山市上新10
℡:0120-077-392(営業時間外、携帯・PHSからは0773-22-3792)
定休日:火曜・第三月曜
営業時間:10:00~19:00 http://photo-design.jp

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